メンタルケアと酸素マスク

昨日のブログでメンタルケアについて書いたのですが、コーチにしてもチームリーダにしても、誰かのメンタルケアをしようとする人は、まずその人自身が心を平常に保った状態であることが大事だろうな、と思います。

心がマイナスに傾いている人が、同じようにマイナスに傾いている人と話しても、どちらとも救われない状態になるような気がします。だから、メンタルケアをしようとするコーチやリーダは、自分自身の心がプラス方向を向いているようにしておきながら、マイナス方向を向いている人と向き合えなければいけないと思います。


で、「この話しって、ワインバーグさんの本にあったなー」と、先ほど、本棚を探っていました。もう何度か読んでいる本ですが、最初に読んだ時に「そうだよね〜。」と唸って感心したことを思い出します。以下、引用。

酸素マスクは、バランスのとれた生命力にあふれる瞬間だけでなく、バランスをとって生き続けられる人生の象徴である。呼吸する能力を連想させ、他人を助けようとする前に自分のことをやれという意味である。
〜中略〜
飛行機に備え付けの「安全のしおり」にはこう書かれていると教えてくれた。
「ほかの人の酸素マスク装着を手伝う前に、ご自分のマスクがしっかり装着され、正常に作動していることを確認してください」。


出典:「コンサルタントの道具箱」 G.M.ワインバーグ