聞く、聴く、訊く、効く

ある日、パソコンで「きく」を変換すると、タイトルのように様々な「きく」が候補としてあがることに気付きました。これらの変換候補を眺めていて、ふと、コーチングでは、「きく」のそれぞれの状態があるのでは、と感じました。

「聞く」

以前は、職場でのコーチングでは、質問することに集中していて、『聞く』ことに意識が向いていなかったように感じます。コーチングでの会話の中で沈黙がきたら、僕から素早く質問を出して、言葉を続ける事に一生懸命になってました。多分、相手は質問の嵐に息苦しさを感じたこともあっただろう、と思います。深く反省。(この段階は、「漠然と聞く」段階だったのかなー、と思います。)

「聴く」

今は、じっくり聞きます。相手の言葉を復唱したりうなづいたりして聞きます。そして、僕からの質問量は少なくなってきました。会話で沈黙が発生すると、相手の様子を見て、相手が考え込んでいるようなら、相手からの言葉を待てるようになりました。(「聴く」の段階)

「訊く」

現在、「自分の経験や偏見を排除した状態で相手の言葉を受け取って、質問をする」ことを目標にしています。(「訊く」の段階)

「効く」

最終的には、僕から発声した質問がクライアントの気づきや発見を促すような質問になる確率が上がってくると、コーチングの効果が出やすくなってくるのだろう、と思っています。(「効く」の段階)


ちょっと無理矢理?