コーチになるためのコーチング 第3回

3回目の今日は、「ビューチェンジ」について。
「ビューチェンジ」は、樋口研究室から出版されている書籍「ITコーチング」で紹介されています。
ビューチェンジは、単語の入れ替えによる質問作成が基本です。作成した質問がコーチングにおいて効果が出るものとなるかどうかは、相手の状態に合わせた質問選択が必要になります。ここでの「効果」は、相手の選択肢が増えて、気付きを促す可能性が高まる状態になること、です。

で、その選択の方法ですが、大まかに解説すると、


「ある事実に対する新しい視点を相手に与えることが出来るような言葉(質問)を選択せよ。」


です。


具体的な方法は、これまた、大まかに僕が理解した範囲で記述すると以下。


「ある事実に対する解釈として、相手が、自己責任を強く感じている場合は、周囲の環境に目を向けるような言葉をかける。逆に、周囲の環境に目が向いている場合には、自分自身に目を向けるような言葉をかける。」



例をあげると、以下のような感じかな。


【自己責任を感じている場合】
相手:「今日のプレゼン、失敗しちゃったよ。人前で発表するのは向いてないなー。」
コーチ:「へぇー、失敗しちゃったの。聴衆の雰囲気が悪かったのかなぁ?」


【周囲の環境に目が向いている場合】
相手:「今日のプレゼン、失敗しちゃったよ。急に頼まれたから、準備期間が短すぎたんだよね。」
コーチ:「そうかぁ。短い準備期間でも良いプレゼンができると、頼りにされるんじゃない?」



まづは、会話をしていく中で、ある事実に対して相手がどのように感じているのか?をしっかりと聞くことが大切。
んで、相手の感じ方に合わせて、新しい視点を提供する言葉を投げかける。
、、、頭では理解できてても、会話の中でこれを意識するのは、なかなか難しそう。。。練習あるのみ!